料飲部門

部下の指導・育成、献立の考案、人件費の管理、
使用食材の原価管理等を担う。

シェラトン都ホテル大阪
料飲部長(日本料理担当)

茅ヶ迫 正治

(1985年入社)

※掲載している内容は取材時のものです。

実家、叔父の影響で幼い頃から料理に触れる機会が多く、
気がつけば自分自身も料理人に。

私の実家は、冬のみですが民宿を営んでいました。また叔父は料理人で、ホテルで料理長を務めていたこともあり、幼い頃から料理に触れる機会が多く、気がつけば自分自身も料理人になっていました。

最初の職場は、都ホテル(現 ウェスティン都ホテル京都)内の京料理店「浜作」でした。多様な食文化が発達した町で勉強になることがとても多く、海外の国賓の方も数多く利用される都ホテルだからこそ、料理人としての基礎・姿勢がしっかりと身につけられたと思います。その後、当時開業を控えていた都ホテル大阪(現 シェラトン都ホテル大阪)へと移り、現在に至ります。

現在の職責は、レストラン宴会・宴会を含めた日本料理全体の統括責任者(料理長)です。具体的には、部下の指導・育成、献立の考案、人件費の管理、使用食材の原価管理等を担っています。調理場の最上位者として、料理全体の味加減を取り仕切ると同時に、管理職として職場のマネジメントも業務のひとつです。

日本料理担当料理長として、
伊勢志摩サミットの準備段階から携わった貴重な経験。

これまでで印象に残っているのは、2016年伊勢志摩サミット。日本料理担当料理長として、準備段階から携わりました。国際的な首脳会議であるが故、当然大変なことも多々ありましたが、無事終えたときには、大きな喜びを感じました。とくに配偶者プログラムの夕食会では、列席者から直接お褒めの言葉をいただき、とても光栄でした。

日本料理の修業は、一人前になるのに時間がかかり過ぎて時代に合わない、と言われることがあります。「煮物」「焼物」「蒸し物」などの調理法によってセクション分けされ、それぞれのセクションで素材の扱い方や調理技術を習得します。これに加え「季節感」「年中行事」といったことを知るには、最低でも1年通じて四季を経験しなければなりません。

必ずしも決まった順序を踏む必要はないですし、“飛び級”ということもありますが、それでもやはり、一人前の料理人になるには、それ相応の時間がかかると考えています。

そして、料理長になった現在も、まだまだ仕事に終わりはありません。時代の流れとともに料理も進化しますし、生涯料理人として、最高の料理を追及し続けたいと思います。また、強い情熱を持った若い人たちに、日本料理という文化をしっかり伝えていきたい。

Career Stepキャリアステップ

1年目

都ホテル大阪 料飲部 都(現・うえまち)

20年目

シェラトン都ホテル大阪 料飲部長(日本料理担当)

31年目

志摩観光ホテル 和食総料理長 兼務

〜現在

Daily Schedule一日の流れ

8:00
出社
献立作成、予約状況の確認等デスクワーク
仕込み作業
11:15
サービススタッフとのミーティング
11:30
レストラン昼食営業開始
15:00
休憩
16:00
レストラン夕食営業準備
17:00
レストラン夕食営業開始